
でも、PTAは本当にいらないのか?
ここで一度立ち止まって考えてみたいのは、「PTAが本当に不要なのか?」という点です。たしかに、形式だけが残ったPTAや、負担が重すぎる活動は見直すべきです。しかし一方で、PTAが担っている役割は意外に大きいのです。
たとえば、次のような活動は、多くの学校でPTAが関わっています。
- 運動会や学芸会など学校行事のサポート
- 登下校の見守りや交通安全活動
- 災害時の物資管理や避難対応の協力
- 学校敷地や周辺環境の整備、花壇や清掃
- 地域との橋渡し、子ども会や自治会との連携
これらは、なくなってしまうと意外に困る活動ばかりです。また、PTAを通じて顔見知りができることで、防犯や防災の面でも安心感が生まれます。子どもたちの学校生活は、家庭だけでは支えきれません。地域と学校と保護者のつながりがあるからこそ、子どもたちの毎日が守られているのです。