MENU

任意なのに断れないPTA・いま求められる改革とは

任意なのに断れないPTA ― いま求められる改革とは

人間関係トラブルとPTA疲れ

PTAに関わる上で、多くの人が最も恐れるのは「人間関係のトラブル」です。活動はボランティアでありながら、上下関係や暗黙のルールが存在し、それに従わないと孤立するケースが少なくありません。

たとえば、学校祭の準備で「こんにゃくの切り方」を注意された若い母親をかばった女性が、その後無視や陰口にさらされたという話があります。些細なことがきっかけでグループ内に溝が生まれ、精神的に追い詰められてしまうのです。

また、役員を引き受けたものの引き継ぎが十分でなく、右も左もわからない状態で仕事を押し付けられた男性が、古参役員から厳しい指摘を浴びせられ、孤立無援に陥った例もあります。協力し合うはずの場が、むしろ保護者を追い詰める「負のコミュニティ」になってしまっているのです。

さらに、運動会での撮影担当を引き受けた役員が「長時間中腰や座り込みでの撮影」を強要され、足を痛めて通院する羽目になったという報告もあります。「ここぞとばかりに権力を振りかざす役員がいて、他の保護者をこき使う」という証言も寄せられており、ボランティア活動であるはずのPTAが、パワハラの温床と化している現実が浮き彫りになっています。

1 2 3 4 5 6 7 8
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2人の子供が小中学生の時6年間PTA役員をやりました。うち2年はPTA会長でした。シングルファーザー&自営業で学校に顔を出すことも多かったので目を付けられてしまいました。そんな僕の経験からPTAの様々な問題について情報発信しています。