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任意なのに断れないPTA・いま求められる改革とは

任意なのに断れないPTA ― いま求められる改革とは

それでも残るメリット

否定的な意見が大多数を占める一方で、PTAを全否定するのは早計かもしれません。PTAが果たしてきた役割の中には、依然として必要とされるものも存在します。

その一つが「ネットワークづくり」です。PTAを通じて保護者同士が知り合い、横のつながりを持つことができるのは確かにメリットです。「PTA役員を経験して、校長や教頭と直接話す機会が得られた」「地域のOBや商店と関わるきっかけができた」といった声もあり、子どもの学校生活を理解する上でプラスに働く場面もあります。

また、災害時の情報共有や、学校に対する要望をまとめて伝える窓口としての機能も一定の意味を持ちます。東日本大震災の被災地では、PTAがなかったために家庭ごとの声が教育委員会に届きにくく、情報格差が拡大したという指摘もありました。こうした点を考えると、PTAに代わる新しい組織や仕組みを模索することが必要といえるでしょう。

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この記事を書いた人

2人の子供が小中学生の時6年間PTA役員をやりました。うち2年はPTA会長でした。シングルファーザー&自営業で学校に顔を出すことも多かったので目を付けられてしまいました。そんな僕の経験からPTAの様々な問題について情報発信しています。