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PTAの「ボランティア制」が失敗する理由とは?失敗から学ぶPTA組織運営

PTAの「ボランティア制」が失敗する理由とは?失敗から学ぶPTA組織運営

PTAボランティア制・実際の失敗事例紹介

形だけのボランティア制

一部のPTAでは「ボランティア制」を導入したものの、実態は従来の役割分担と変わらず、形骸化してしまった例があります。結局、希望者が集まらない仕事は「誰かやらなければならない」と押し付け合いになり、従来の強制感が残ってしまいました。この結果、期待されていた柔軟性や自発性はほとんど機能せず、不満だけが増すこととなりました。

結局は『じゃあ○○さんやって』と押し付け合い。自由参加の意味がなかった

苦情の噴出と不公平感

ボランティア制に切り替えた結果、活動に積極的な保護者とそうでない保護者との間に格差が生じ、不満の声が噴出した事例があります。負担を背負う側は「なぜ一部だけが大変な思いを」と感じ、関わらない側は「やらなくても回っているなら必要ないのでは」と冷ややかに見てしまう。こうした温度差がトラブルや不和を引き起こしました。

結局いつも同じ人が動かされていて、不公平感がすごかった

学校現場の困惑

責任の所在が不明確になったことで、学校が困惑するケースも報告されています。行事の調整や外部団体とのやり取りで「誰に確認すればいいのか分からない」という状況が頻発し、学校側が対応を肩代わりする事態に。結果として教員の負担が増し、PTAとの関係悪化につながることもありました。自由参加をうたう仕組みが、教育現場の混乱を招いてしまったのです。

窓口が決まらず、結局先生にお願いするしかなくて申し訳なかった

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この記事を書いた人

2人の子供が小中学生の時6年間PTA役員をやりました。うち2年はPTA会長でした。シングルファーザー&自営業で学校に顔を出すことも多かったので目を付けられてしまいました。そんな僕の経験からPTAの様々な問題について情報発信しています。