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PTA改革・成功5事例に学ぶ

PTA改革・成功5事例に学ぶ

PTA改革に成功した実例を5つ紹介

事例1:東京都有明小学校・IT活用で負担を劇的に減らす

概要・改革ポイント

江東区立有明小学校では、ペーパーレス化・オンライン化、委員制の見直し、会費の削減・返金など、負担軽減を中心とした改革を段階的に進めています。具体的には、紙媒体の配布を廃止し、学校のシステム(メール・Web)を活用してお知らせを発信、広報誌も最小化、学級委員制度を廃止するなどの手を入れています。

成果・変化

  • 役員・委員への負担が軽くなったとの声
  • 会員制度を「寄付金」ベースに置き換え、非会員家庭との線引きを生まないようにする方式に転換
  • 余剰となった会費は、各家庭の口座に返金する仕組みを導入
  • 小規模校・歴史浅い学校という環境ゆえに、比較的変革を進めやすかったという指摘もあります。

参考URL

事例2:兵庫県西宮市立上ケ原小学校・アンケートで「声を反映」する仕組み

概要・改革ポイント

上ケ原小学校で実施された全保護者アンケートをもとに、どこに負担を感じているか・残したい活動は何かを洗い出し、それを運営方針に反映させる改革手法を採用した学校があります(この事例を扱った紹介が複数PTA改革の文脈で語られています)。

成果・変化

  • 任意加入・ノルマ撤廃を明文化
  • 活動を希望制型に切り替え、活動参加意欲の低い保護者も「協力したい時だけ参加できる」仕組みを整備
  • 透明性を強めた運営により、保護者の納得感が向上

事例3:滋賀県大津市立志賀小学校・PTAを解散し「はなぞの会」へ再編

概要・改革ポイント

志賀小学校では、従来のPTA組織を解散し、「はなぞの会」という任意参加型の保護者組織を設立しました。活動や会員制度は必要最小限化し、「できる範囲でできる人が」関われる枠組みに刷新しました。会員制度を任意とし、会費・支出を公開、地域住民や外部ボランティアも巻き込める形式とした点が特徴です。

成果・変化

  • 「やらされ感」が消え、主体的に関わる保護者が増加
  • 行事や活動が無理なく回るようになり、従来の負荷が軽減
  • 組織再編を機に、保護者間の協力意識・地域連携の強まりが報じられています

参考URL

  • 『PTAで仕事は休めない! 負担感から解散 刷新団体が心掛けること』(毎日新聞)毎日新聞
  • 『PTAを解散したら…「積極的に行事に関わる親が増えた」』(News AT-S)エー・ティー・エスニュース

事例4:広報改革に挑んだ保護者グループ・紙からデジタルへ

概要・改革ポイント

広報活動を見直す動きは、PTA改革を語る中でよく取り上げられており、落語家・三遊亭あら馬氏が自身のPTA経験を元に語った“敷居の低いPTAをめざした7つの改革”の中で、紙媒体からの切り替えを推進した事例が紹介されています。紙媒体中心だった広報誌をデジタル中心に転換、クラウド作業やスマホ投稿対応、印刷を最小化する方法などを打ち出した点が特徴です。

成果・変化

  • 編集・発行作業の時間・コスト削減
  • 保護者のアクセス性向上(スマホ閲覧など)
  • 広報活動が「負担」から「共有・発信の場」へと意識変化

参考URL

事例5:横浜市荏田小学校・会長不在危機を契機に「持続可能性」を再構築

概要・改革ポイント

荏田小学校では、会長に立候補者が現れず、組織継続の危機に直面したことを契機に、これまでの一極集中体制を見直しました。役割を分担型に改め、会議数を削減し、必要最低限の協力方式へと切り替えました。組織を「無理なく続ける」方向へシフトさせた点が特徴です。

成果・変化

  • 会長職への志願者が出て組織継続が可能になった
  • 役員・運営パターンの柔軟化により、以前より負担感が軽減されたとの報告
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この記事を書いた人

2人の子供が小中学生の時6年間PTA役員をやりました。うち2年はPTA会長でした。シングルファーザー&自営業で学校に顔を出すことも多かったので目を付けられてしまいました。そんな僕の経験からPTAの様々な問題について情報発信しています。