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PTAを退会すると「ずるい」と言われるのはなぜ? 本当の問題と正しい向き合い方

PTAを退会すると「ずるい」と言われるのはなぜ? 本当の問題と正しい向き合い方

近年、SNSや保護者同士の会話のなかで「PTAを退会するなんてずるい」という言葉がたびたび聞かれるようになりました。学校に子どもを通わせていれば、多くの家庭が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。退会した人は「自分だけ楽をしている」と見られがちで、残った人は「負担が増える」と感じてしまう。そこから生まれる摩擦は、親同士の人間関係に大きな影を落とすこともあります。

そもそもPTAは法律上「任意加入の団体」であり、入る・入らないは保護者の自由であるはずです。しかし現実には「入って当たり前」「抜けるなんて非常識」という空気が長く続いてきました。そのため「退会=裏切り」という感覚が残っており、正しい制度理解と現場の意識には大きなギャップがあります。

「ずるい」と言われる背景には、同調圧力や日本的な「みんなで支えるべき」という価値観、さらには役割分担の不均衡があります。一方で、退会を選ぶ人にも仕事や家庭事情、心身の余裕といったやむを得ない事情が存在します。単純に「ずるい」で片づけてしまうのは、本当に正しいのでしょうか。

今回は、なぜPTA退会が「ずるい」と見なされるのか、その言葉の裏にある心理や社会的背景を整理しつつ、これからのPTAとの向き合い方を考えていきます。

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この記事を書いた人

2人の子供が小中学生の時6年間PTA役員をやりました。うち2年はPTA会長でした。シングルファーザー&自営業で学校に顔を出すことも多かったので目を付けられてしまいました。そんな僕の経験からPTAの様々な問題について情報発信しています。