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もめない!PTA次年度委員決めの進め方のコツ

もめない!PTA次年度委員決めの進め方のコツ

PTA委員決定後のフォローで安心感をつくる

委員に選ばれた人へのサポート体制

委員を引き受けた人が不安を感じるのは、「一人で全てを背負わされるのではないか」という心配です。そこで重要なのが、周囲からのサポート体制です。役員会での情報共有をこまめに行い、困ったときには相談できる窓口を明確にしておくことで、安心感が生まれます。

また、「できる人ができる範囲で助ける」というスタンスを全体で共有すれば、委員本人の心理的負担も軽減されます。特に新任者には、会長やベテラン役員が伴走する形でサポートに入ると効果的です。孤立を防ぎ「みんなで支える」という雰囲気を作ることで、委員のモチベーションが高まり、結果的に活動全体もスムーズに進みやすくなります。

前任者からの引き継ぎマニュアルの整備

PTA委員の業務が不安に感じられる大きな理由は、「何をどう進めればいいのか分からない」という情報不足です。これを解消するには、前任者が作成した引き継ぎマニュアルや業務記録を整備しておくことが欠かせません。

例えば、年間スケジュールや行事の流れ、必要な書類のフォーマット、外部との連絡先などをまとめた資料があれば、新任の委員も安心してスタートできます。また、マニュアルを毎年更新していけば、情報が陳腐化せず、次の代への負担も軽減されます。

デジタル化してクラウドやLINEグループで共有すれば、必要なときにすぐ確認できるのも便利です。「属人的なノウハウ」から「共有可能な資産」へと変える仕組みを作ることで、委員活動のハードルを大きく下げられるのです。

感謝や労いの雰囲気を作ることで「やってよかった」と感じてもらう工夫

委員を経験した人にとって、「大変だったけれど、やってよかった」と思えるかどうかは、その後の雰囲気づくりに左右されます。活動を終えた人に感謝を伝える言葉や場を設けることは、小さなことのようで大きな効果を持ちます。

例えば、総会での感謝状の贈呈や花束の用意、広報誌での紹介などがあれば、努力がきちんと評価されていると感じられます。また、活動中も「ありがとう」「助かった」と声を掛け合うだけで、日々のモチベーションは大きく変わります。

労いの文化を根付かせることで、次に委員を引き受ける人も前向きな気持ちになりやすく、委員決めの空気も和らぎます。感謝の共有は、委員制度を持続可能にするための最もシンプルかつ効果的な工夫といえるでしょう。

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この記事を書いた人

2人の子供が小中学生の時6年間PTA役員をやりました。うち2年はPTA会長でした。シングルファーザー&自営業で学校に顔を出すことも多かったので目を付けられてしまいました。そんな僕の経験からPTAの様々な問題について情報発信しています。